狸のitonami (この写真は貴重かもしれません)
この地に住むようになってから5年が過ぎました.とはいっても東京での生活がありますので実質その3分の1というのが実際の長さです.その期間でも結構いろいろな動物を見かけたり,遭遇したりしました.最も頻繁に出くわすのは,鹿です.いつかは,10頭ほどが群をなして庭先を駆け抜けていくのをみました.そのときは地響きのため[何事か]と思うほどびっくりしました.その他は,狐,野生化した猫,アナグマ,モグラ,リスなどです.狸には出会っていないので,[ここにはいないのかな]と思っていました.
 ところが今朝(2005年2月5日),衝撃的な形で拝ませていただきました.庭先で,しかも気温-12度の雪の上で,ななんとお取り込みの真っ最中ではありませんか!2階の窓から,一部始終みることができました.窓は3重ガラスになっているので音が漏れないので,[誰もみてない]と思ったのでしょう,悠々と営んでおられました(敬語を使います).少し[悪いなあ・・]と感じながら,10数枚の写真を撮りました.(写真の小さい方がオス.)
 状況は犬と似ております.終わっても[抜け]ないんですね.10分ほど引っ張りあいをしてやっと分離できました.各々自分の大事なところをなめながら手入れして2匹とも隣の家の玄関先に移動し,そこでしばらくひなたぼっこをしてからどこかへ消えていきました.仲のいい2匹でした.
 狸は日本にしかいない動物かもしれません.和英辞書で狸を調べると,raccoon dog とありました.トロントの動物園の狸の檻の前に[Japanese raccoon-like mountain dog]と書いてありました.raccoonはアライグマですが顔が狸に似ていますし,狸同様頭がよく,瓶のねじ蓋を回して開けたりもします.また,家族連れで行動するときは,子供たちを両親の間に挟んで一列になって移動します.ただ,狸より気性が激しいようです.(0514)
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