将来性を考えるとアンテナ櫓はかなりしっかり作らないといけない．やるべく安く仕上げるために，建設現場で用いられる足場材を利用するのがいい．このアイデアで懇意の電気工事屋に段取りを依頼することとした．
　まず，別荘の管理規約ではアマチュア無線のアンテナの高さは10m以内とある．この点を確認するため管理事務所で相談したところ，“当地は県の環境保全地区なので役場に相談するように”といわれ，業者に計画書をもって行ってもらった．結局は県に建築申請することとなり，塔の構造，現地の写真と，建設後の景観予想図を作成して申請した．役場の担当者から“却下されることはないでしょう”という言葉を信じて許可が下りる前に作業開始．

木枠を作り，鉄筋を入れてコンクリートを流し込む．
コンクリートミキサー車から20mの輸送パイプを通しての流し込みだ．